3 6月

「忍耐は希望なり」

いつの時代にあってもこの世に生きていくかぎり人の心が萎える出来事が絶えることがない。
苦しみ・怒り・辛さなどそれに耐え忍ぶことを求められるが人間の限界を超える。
「忍耐」と訳されている「ヒュポモネー」というギリシャ語がある。
日本語の単なる我慢や諦めなど、狭く限られた意味とは違う。それは、「忍耐」と訳されるが「希望」という意味を持ち合わせている。
古典中の古典の書に用いられている言葉には、日本語にない深い意味が含まれている。私は忍耐が希望に結びついていることを知り、何歳になろうとも、なおチャレンジに集中する勇気とその心が与えられることを祈る。心萎えても、私は私に立ち返る。加えて、限界を超えそうになったとしても、自然に土にかえるまで、私は慰めらて生きていくしあわせな存在であることに感謝する。
(ギリシャ語で「パラクレーシス」は、「慰め」という意味=励ます・勇気づけるという意味)